わんわんわんの名盤探索

わんわんわんがオススメする名盤

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ジャスミン キース・ジャレット チャーリー・ヘイデン ~夜中にひっそりと聞くにはこれくらいユルいほうが良いのである

ジャスミン
キース・ジャレット チャーリー・ヘイデン


時期が悪かったのだろうか、日本では5月というとスギやヒノキなどの花粉が飛び回っている時分だ。今年の2014年5月頭に行われたキース・ジャレットの大阪公演にて、キースは観客の掛け声や「へーくしょん!」というくしゃみや「ピュー」という酔っ払いの指笛とかにより「演奏を続けるには心が折れてしまった…」とのことで公演が中止となってしまった事件があったという。本件のことをご存知の方はご存じであろう。

悪いことが重なるもので、その公演はキースのソロコンサートだったそうだ。キースのソロと言えば楽譜も何もなくただ頭に浮かんだ音を一つ一つ拾い上げピアノを鳴らしてゆくという、とてつもなく集中力を酷使するパフォーマンスなのである。研鑽を重ね磨き上げた披露芸をワイワイガヤガヤと楽しむエンターテイメントとは別モノである。どちらかというとキースのソロコンサートへ赴くということは「無から音楽を紡ぎだすドキュメンタリー」を見守るということなのである。

キース本人も「私は何も無いところから音を紡ぎだしています。なので、皆さんはたった一つ仕事をして欲しい。その何も無いというところに協力をして欲しい」との事を客席に向かってお願いをしているのである。誰かが真摯な気持ちで発した音は真摯な気持ちで受け止めるべきなのである。

ずいぶん前置きが長くなってしまったが本作はキースが慢性疲労症候群となって人と会うのも非常にしんどいという難病から復帰した第一作目の「The Molody at Night, With You」に次いでリリースとなった第二作目にあたるのだろうか。病み上がりで立ち直ったばかりのキースと朋友チャーリー・ヘイデン(B)とのデュオ作品である。

キースには過去の名盤として「ザ・ケルン・コンサート」という神懸った作品があるのだが、本作は別の意味での良さがある。本作は確かにアルバム全体通してどの曲も同じような感じで「ザ・ケルン・コンサート」のような起伏はなく、どちらかというと「The Molody ~」のような穏やかな作品である。それをヌルいとかユルいとか捉え方があるのだが逆にそのユルさが良いのである。「The Molody ~」では病み上がりの一発目ということで、キースがメロディーを「取り戻す」という印象なのだが、本作の場合は低音部をヘイデンのベースにまかせ、キースのピアノがなんともリラックスしきっている。

キースがペダルから足を離すまでじっと耳を傾ける。夜中にひっそりと聞くにはこれくらいユルいほうが良いのである。

Jasmine

【関連記事】
■ザ・ケルン・コンサート キース・ジャレット ~奇跡の1枚
■The Melody At Night, With You キース・ジャレット ~涙があふれるほどの美しいメロディーの便り
スポンサーサイト

テーマ:本日のCD・レコード - ジャンル:音楽

コメント

暑い日が続いてますが、くれぐれも熱中症にかからぬように対策は万全に。。。

ラブ ばぁ~ば さんへ

コメントありがとうございます。

ホント暑い日がつづいてます。
今までの過去の経験があまり役に立たないくらいの気象推移で「例年通り」とか「通年通り」とかが通用しなくなってきています。
短足系のわんわん達は地面から体の距離が近いので大変な季節になってきました。
熱中症等体調不良にならぬよう気を付けたいものです。

> 暑い日が続いてますが、くれぐれも熱中症にかからぬように対策は万全に。。。

わんわんわん様 こんばんは

「The Molody at Night, With You」の次のアルバムですか、良さそうですね。
緩いキースも好きです。

それにしても、くしゃみは不可抗力ですが指笛は良くないですね。お願いまでされているのに。過去、ライヴの最前列で眠ってしまった僕が言うのも何ですが・・・。

GAOHEWGII さんへ

コメントありがとうございます。

寝てしまうことってたまにありますね。
わんわんわんの場合は音楽から発せられる情報が多すぎて
自分の中で処理できなくなると疲れて眠ってしまいます。

楽しさ爆発のライブは楽しく爆発するのが正しいのですが、
そうでないときは演奏者の集中力をそぐことは禁物です。

くしゃみなどの生理現象は致し方ないのですがキースは特に神経質なアーティストのため、
観客側も「その気」になって対峙しないとだめですね。

> わんわんわん様 こんばんは
>
> 「The Molody at Night, With You」の次のアルバムですか、良さそうですね。
> 緩いキースも好きです。
>
> それにしても、くしゃみは不可抗力ですが指笛は良くないですね。お願いまでされているのに。過去、ライヴの最前列で眠ってしまった僕が言うのも何ですが・・・。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://wanwanwan762.blog.fc2.com/tb.php/371-fb03aaed
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | ホーム | 

FC2Ad

プロフィール

わんx3

Author:わんx3
わんわんわんの名盤探索へようこそ!世の中の大名盤はもちろんのこと隠れ名盤も紹介いたします。

興味があったら即購入できるようAmazonのリンクも貼り付けておきました。

FC2 Blog Ranking

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
■クラシック 未分類 (77)
クラシックピアノ (37)
器楽曲 (7)
クラシック 吹奏楽 (2)
■ジャズ 未分類 (257)
ジャズピアノ (63)
ジャズトランペット (11)
ジャズサックス (38)
ジャズギター (15)
ジャズボーカル (43)
ジャズドラム (16)
ジャズベース (10)
ジャズその他 (12)
ビッグバンド (18)
コンテンポラリー (21)
ラテンなど (10)
■ポップス 未分類 (43)
ファンク・ソウルR&B (17)
ロック (5)
Jポップ (13)
■その他身辺連絡など (31)
練習台自作 (16)

RSSリンクの表示

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
音楽
1991位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
186位
アクセスランキングを見る>>

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。