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Together Again ビル・エヴァンス(P) トニー・ベネット(Vo) ~この2人の駆け引きはいつ聴いても素晴らしい
Together Again
ビル・エヴァンス(P) トニー・ベネット(Vo)
びっくり仰天した。東は東京へ西は大阪まで足を運び長年探し続け、やっとの思いでゲットした本作がいつのまにかAmazonにて販売されている。しかもオリジナルジャケットでお値打ち価格にて販売されているではないか。当時は相当貴重なレア盤であったのにサクっとAmazonにて買うことができるのである。便利な時代になったのもだと思うと同時に複雑な気持ちになる。
ご存知ジャズピアノの詩人ビル・エバンスと米エンターテイメント界の大物トニー・ベネットとの共演盤。この二人が共演するのは本作が2回目でタイトルが「Again」となっている。前回の共演は以前記事にもとりあげたことがある「Tony Bennett & Bill Evans Album」である。こちらは言うまでも無く名盤である。本作はやや前作にくらべると日のあたりにくい存在であるが、内容は非常に素晴らしい。
やはりここでもエバンスの「静」とベネットの「動」の対比がすばらしい。彼の深遠なるピアノタッチから生まれる繊細なサウンドはクラシック界の奇才グレン・グールドでさえもレコードを持ってチェックしていたというほどである。そして体全体が楽器となり力強く歌い上げるトニー・ベネット。ジャズスタンダード曲にありがちな甘すぎる歌詞の内容などどうでも良くなってくる。
「静」と「動」相反する要素であるがお互いに戯れあったり駆け引きをしたり、一緒に駆け抜けたり座って会話したり…。静かなるビル・エバンスのピアノがトニー・ベネットの勢いにひっぱられて熱を帯びてきたり、逆にエバンスのピアノに寄り添うようにトニー・ベネットが静寂を歌ったり…。彼らのやり取りを聴いていると約1時間ちょっとの時間は一瞬のように過ぎ去ってゆくのである。
オリジナル音源の回転ムラによるものだろうか、ピッチのゆれが一瞬気になるところがあったり、大変優れた前作のこともあるので隠れ名盤的な位置づけになるのだろう。それであっても本作はエバンスファンはもちろんのことジャズを愛する全ての人にとって、再び「幻の名盤」となってしまう前にゲットしておきたい1枚である。
Together Again
【関連記事】ビル・エバンス、トニー・ベネット
■Tony Bennett & Bill Evans Album ~ビルエバンスの夢が実現
■ワルツ・フォー・デビー ~北欧の妖精がうたう奇跡の1枚
■Explorations ビル・エヴァンス ~ポール・モチアンのドラムが大穴的にすばらしい名盤
ビル・エヴァンス(P) トニー・ベネット(Vo)
びっくり仰天した。東は東京へ西は大阪まで足を運び長年探し続け、やっとの思いでゲットした本作がいつのまにかAmazonにて販売されている。しかもオリジナルジャケットでお値打ち価格にて販売されているではないか。当時は相当貴重なレア盤であったのにサクっとAmazonにて買うことができるのである。便利な時代になったのもだと思うと同時に複雑な気持ちになる。
ご存知ジャズピアノの詩人ビル・エバンスと米エンターテイメント界の大物トニー・ベネットとの共演盤。この二人が共演するのは本作が2回目でタイトルが「Again」となっている。前回の共演は以前記事にもとりあげたことがある「Tony Bennett & Bill Evans Album」である。こちらは言うまでも無く名盤である。本作はやや前作にくらべると日のあたりにくい存在であるが、内容は非常に素晴らしい。
やはりここでもエバンスの「静」とベネットの「動」の対比がすばらしい。彼の深遠なるピアノタッチから生まれる繊細なサウンドはクラシック界の奇才グレン・グールドでさえもレコードを持ってチェックしていたというほどである。そして体全体が楽器となり力強く歌い上げるトニー・ベネット。ジャズスタンダード曲にありがちな甘すぎる歌詞の内容などどうでも良くなってくる。
「静」と「動」相反する要素であるがお互いに戯れあったり駆け引きをしたり、一緒に駆け抜けたり座って会話したり…。静かなるビル・エバンスのピアノがトニー・ベネットの勢いにひっぱられて熱を帯びてきたり、逆にエバンスのピアノに寄り添うようにトニー・ベネットが静寂を歌ったり…。彼らのやり取りを聴いていると約1時間ちょっとの時間は一瞬のように過ぎ去ってゆくのである。
オリジナル音源の回転ムラによるものだろうか、ピッチのゆれが一瞬気になるところがあったり、大変優れた前作のこともあるので隠れ名盤的な位置づけになるのだろう。それであっても本作はエバンスファンはもちろんのことジャズを愛する全ての人にとって、再び「幻の名盤」となってしまう前にゲットしておきたい1枚である。
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テーマ:本日のCD・レコード - ジャンル:音楽
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