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Buhaina's Delight アート・ブレイキー・アンド・ジャズ・メッセンジャーズ ~三管時代の代表作

Buhaina's Delight
アート・ブレイキー・アンド・ジャズ・メッセンジャーズ


本作はアート・ブレイキー・アンド・ジャズ・メッセンジャーズ(以降JM)のフレディ・ハバード(Tp)、ウェイン・ショーター(Ts)、カーティス・フラー(Tb)による三管編成期を代表する作品。ウエイン・ショーターが音楽監督となりJMがハードバップからモーダルなジャズへと変貌した時期で、この当時のJMをマイルス・デイビスが見てショーターを自分のバンドへ引っこ抜いたとも言われている。

収録曲もこの頃のJMを代表する楽曲が収められており、三管時代JM好きにははずせない1枚ちなみに「Buhaina」というのはイスラム教徒であるブレイキーの洗礼名。

ブレイキーのドラミングは手癖だらけなのになぜか退屈することがない。それはバンドサウンドがものすごくグルーブするからである。この秘密はフットワークの秀逸さにあるのではないだろうかと思っている。

ジャズドラマーが伝統的なジャズを演奏するときはフェザリングといってバスドラムを四分音符でコツンコツンとこつく奏法がある。以前トニー・ウイリアムスのステージ映像を見たときバスドラムのフットペダルがぶらぶらコツコツとバスドラムを鳴らしている。ジャズドラムの革新者といわれるトニー・ウイリアムスもトニーは基本どおりフェザリングをしっかりやっているのである。

このときは音としてツブを出すのではなく「鳴っているのだろうか?」というフィーリングにしなければいけない。どんなにテンポが速くても遅くてもこれをするのが基本である。フェザリングで四分音符のパルスを出した上でバックビートでハイハットを鳴らしグルーブを増幅すのである。

ブレイキーのドラミングはフェザリングが徹底しており、よーく聴くとバスドラムが「ゴンゴンゴン…」と鳴っているのである。空気が四分音符のパルスで揺れているのである。ドラムソロでは耳を澄ませば聴こえるのだが、通常ではよほど注意して聴かないと聴こえない。
そこへバックビートのハイハットが加わるのでアップテンポな曲では疾走感が重なり、そしてバラッドではリズムがキュッとしまるのである。

ブレイキーの首尾貫徹したドラミングはいくらマンネリといわれようが、フロント陣が変わろうとも鉄の掟である「バンドをグルーブさせること」を崩さないがゆえに、時代が移って電化楽器が入ろうとも誰がメンバーになろうともJMはJMのサウンドになるのである。


Buhainas Delight

【関連記事】アートブレイキー
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テーマ:本日のCD・レコード - ジャンル:音楽

コメント

こんにちは、お邪魔します。
ドラムの四つ打ちは、jazz band では、最初に教えられます。
わたしはむしろ四つ打ち否定論者でありましたが、こんな見方もあるのかなと思いました。
しかしよく聞き分けましたね。
A J はまだみかいであります。
聞いてみたいと思います。

jamkenさんへ

コメントありがとうございます。
ジャズドラムを習得する上で最も基本的な事柄であるのにもかかわらず、最も見落とされているのがこのフェザリングなのですよ。

打つというよりもヒールアップ&オープン奏法でドラムヘッドを震わせて空気を揺らしベースラインとシンバルレガートを上手くブレンドさせるのです。

スネの筋肉のコントロール力と持久力が相当問われる地味で辛い技術ですがバンドサウンドをグルーブさせる非常に重要な事で、全てが上手くブレンドされるとバンドがグルーブするのです。

アート•ブレイキーの場合はスネアでも「フェザリング」してますので、ブレイキーよりもアート•テイラーやマックス•ローチのほうが分かりやすいと思います。
> こんにちは、お邪魔します。
> ドラムの四つ打ちは、jazz band では、最初に教えられます。
> わたしはむしろ四つ打ち否定論者でありましたが、こんな見方もあるのかなと思いました。
> しかしよく聞き分けましたね。
> A J はまだみかいであります。
> 聞いてみたいと思います。

これをフェザリングと呼ぶのですね

わんわんわん様
こんばんは

ドタドタドンドタドタドンドタドタドン
ってやつですよね。
なるほど、たしかにグルーブが増していますね。
勉強になります。

しかしこのアルバム代表作なのですか。
まだアートブレイキー好きなのにまだ持っていませんでした。行っとくべきかも。

GAOHEWGIIさんへ

コメントありがとうございます。

多くのドラマーが見落としがちな地味でつらい技術「フェザリング」。ビーターのリバウンドを足でひろい、四分音符でグルーブが弾む感じを体得する。文字通りジャズドラムの足元を固める一番重要なグルーブの基礎づくりです。

ジャズビッグバンドのドラムの譜面を見たことがあるひとならばわかるのですが、バスドラムでずっと四分音符をこつき続ける奏法です。そして2拍4拍でハイハットをふんでバックビートを強調します。

音を出すのではなく「聞こえないけれど感じる」ように演奏しなければなりません。これは譜面づらではホントに伝わらないので映像でもなんでもよいのでジャズドラムを演奏している姿を見るのが早道ですね。

それはさておき、本作は三管時代JMの代表作でハードバップからモーダルジャズへの変遷がサウンドにでており、大変面白い1枚ですよ。

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