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Abbey Sings Abbey アビー・リンカーン ~アビーは最期までアビーであった。

Abbey Sings Abbey
アビー・リンカーン


本作は自らの人生を歌と黒人の地位向上に捧げたアビー・リンカーンの最後の作品に当たる。非常に伸びやかな歌声の持ち主である彼女は、黒人人権活動家としても知られ、自ら先頭に立ち情報発信をし続けたという。

CDショップの棚区分では一応ジャズに分類されるのだが、本作においてはどちらかといえばジャズという枠を引きずってはいない。カテゴリーにこびることなく自作の歌(1曲目はジャズのスタンダードチューンであるセロニアス・モンクの名曲Blue Monkに自ら詩をつけた)を中心に、セルフカバーという手法にてもう一度自分の世界観を構築しなおすところが彼女らしい。

これは当然といえば当然な話なのだが、現在のアビーの歌声にはかつての若々しい伸びやかさはない。しかし年を重ねたが故の円熟味というか説得力がある。いわば年の功を感じさせる歌声だ。特にやさしく歌いかけるバラッドにおいては、いつのまにかわれわれが人生の大先輩に進むべき人生道を尋ねているような気分になる。

彼女の歌を支えるシンプルなバンドサウンド、参加ミュージシャンもニューヨークのスタジオミュージシャンの間では引っ張りだこのショーン・ペルトン(Dr)、ギル・ゴールドスタイン(acc)の参加など人選も渋さの極みである。特にポップスからジャズまで幅広く活躍するショーン・ペルトンは音色とニュアンスを大切にするドラマーで彼の参加は大きなボーナスである。

本作に見られる時にやさしく時に力強く凛とした彼女らしさは、必然的に常に前を向いて足取り高く人生を歩んで行く彼女の姿に重なる。アビーは最期までアビーであり続けたのであったのだ。ここはひとつ彼女の残した最後のメッセージに耳を傾けたい。

Abbey Sings Abbey
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テーマ:本日のCD・レコード - ジャンル:音楽

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