ブラームス:4つのバラード、2つのラプソディ、間奏曲集 グレン・グールド(P) ~箱の音、弦の音、グールド晩年のブラームス名盤
ブラームス:4つのバラード、2つのラプソディ、間奏曲集
グレン・グールド(P)
本作はグレン・グールドが残したブラームス曲集のうちの1枚。かなり晩年の作品であり名盤の誉れ高い1枚である。
ロマン派の大家であるブラームスの楽曲は演奏者の力量や解釈によっては「クサさをともなう甘さ」が鼻についてしまうことがある。演奏者の個性が楽曲に流されてしまうのである。しかしグールドは楽曲の甘さに流されずブラームスの楽曲と向き合う。おそらくダンパーペダルの使用を極力抑えることにより過剰な共鳴を防ぎ、指先から放たれるタッチで一本一本の弦を素直にピアノの筐体に響かせているのだろう。それがブラームス曲集の過剰な甘さを抑え、むしろ素朴な響きにつながっている。
なにも考えずにまずは本作に一通り耳を傾けていただきたい。グールドは「無から自然に湧き出る感情」というのだろうか、ピアノを弾くというより金属の長い弦が木の箱のなかで静かに震えている様子を慈しみ響きと対話をしている。作品の完成度とブラームスの楽曲の中にもう一人の自分を見出すことに徹底的にこだわった彼らしい名盤だ。
ブラームス:4つのバラード、2つのラプソディ、間奏曲集
■ブラームス:間奏曲集/4つのバラードより/2つのラプソディ
グレン・グールド(P)
こちらがグールドののこしたブラームス作品集のもうひとつの名盤。グールドファンならば必ずおさえていなければならないマストアイテムだ。内容もさることながらジャケットもかなりよい。グールドはものすごくフォトジェニックである。
ブラームス:間奏曲集/4つのバラードより/2つのラプソディ
グレン・グールド(P)
本作はグレン・グールドが残したブラームス曲集のうちの1枚。かなり晩年の作品であり名盤の誉れ高い1枚である。
ロマン派の大家であるブラームスの楽曲は演奏者の力量や解釈によっては「クサさをともなう甘さ」が鼻についてしまうことがある。演奏者の個性が楽曲に流されてしまうのである。しかしグールドは楽曲の甘さに流されずブラームスの楽曲と向き合う。おそらくダンパーペダルの使用を極力抑えることにより過剰な共鳴を防ぎ、指先から放たれるタッチで一本一本の弦を素直にピアノの筐体に響かせているのだろう。それがブラームス曲集の過剰な甘さを抑え、むしろ素朴な響きにつながっている。
なにも考えずにまずは本作に一通り耳を傾けていただきたい。グールドは「無から自然に湧き出る感情」というのだろうか、ピアノを弾くというより金属の長い弦が木の箱のなかで静かに震えている様子を慈しみ響きと対話をしている。作品の完成度とブラームスの楽曲の中にもう一人の自分を見出すことに徹底的にこだわった彼らしい名盤だ。
ブラームス:4つのバラード、2つのラプソディ、間奏曲集
■ブラームス:間奏曲集/4つのバラードより/2つのラプソディ
グレン・グールド(P)
こちらがグールドののこしたブラームス作品集のもうひとつの名盤。グールドファンならば必ずおさえていなければならないマストアイテムだ。内容もさることながらジャケットもかなりよい。グールドはものすごくフォトジェニックである。
ブラームス:間奏曲集/4つのバラードより/2つのラプソディ
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