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ムソルグスキー:展覧会の絵&ラヴェル:ボレロ チェリビダッケ(指揮) ~これは最強の名演

ムソルグスキー:展覧会の絵&ラヴェル:ボレロ
チェリビダッケ(指揮)


今回で200回目の記事となりました。本ブログへお越しの全ての方々に拙文にお付き合いいただいたことをお礼申し上げます。初めの頃に比べると多少なりとも文章として体をなすようになってきているような気がします。これからもご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

本作はラヴェルがらみの音源。鬼才チェリビダッケが指揮をするムソルグスキーの展覧会の絵とボレロ。チェリビダッケの個性が強く出た1枚だ。前回も取り上げたとおりチェリビダッケは音楽のためなら楽譜を無視する人である。本作はとくにテンポが遅めで、その遅さが名盤・名演たらしめているのである。

彼が手がけるテンポの遅さとは、ただ拍と拍の感覚が広いというのではない。まるでスーパースローモーションを見ているかのように個々の楽器の動きが生々しく「長い1拍はとてつもなく濃い」のである。だからピアニッシモは本当に息を潜め沈み込むくらい徹底的にピアニッシモで、フォルテッシモは全身の血が沸き立つほど徹底的にフォルテッシモとなるのである。

またチェリビダッケは本当に低音域の扱い方が抜群に上手い。旋律を補強するように低音域を使うので一つ一つのメロディーがはっきりと浮かび上がる。特にラヴェルのオーケストラ作品は「精密時計」とたとえられるくらいアレンジが緻密であるので、ラヴェルのスコアではメロディーを浮き立たせる技術がとても重要となる。

ラヴェルがとことんこだわったであろう異なる楽器の組み合わせによる響きが、他の指揮者では聴かれることが無かったくらい生々しく立体的で鮮明に浮がび上がるのである。聴きなれた楽曲であっても「あれ、こんな音も鳴っていたのか!」という驚きがあるのはチェリビダッケならではの演奏指示の手腕である。

さらに打楽器の扱い方が抜群に上手い。ホールの残響に合わせたテンポ設定わずかなタイミングと音色や音の切り方、ボリュームやタッチなどホントに細かくコントロールしているため、彼と共演する打楽器奏者は気が気でなかったのではと思ってしまうくらいだ。

これほどラヴェルの緻密なオーケストレーションが圧倒的な迫力で立体的に生々しく迫ってくる演奏はそうそうない。開演前と開演後の1分近い拍手喝采がそこに居合わせた人たちの感動を素直にあらわしている。チェリビダッケで1枚選ぶとしたら本作で間違いない。

ムソルグスキー/ラヴェル編:「展覧会の絵」&ラヴェル:「ボレロ」
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テーマ:本日のCD・レコード - ジャンル:音楽

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