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BEST OF GREEN MIND'09 秦 基博 ~心に届く声

BEST OF GREEN MIND'09
秦 基博

「心に届く歌声」というのがある。なぜだろう、息遣い、ピッチの変化、強弱、ファルセットやミックスボイスなどの声区のきりかえと使い分けによる歌声の倍音成分の構成とコントロール、子音や母音など音節の処理、詞の解釈と表情づけ。歌には様々な要素があるのだが、やはり理屈を超えた踊ってとしての何かがその声にあるのだ。

本作はわんわんわんが所有する数少ない邦楽のCD。秦基博という名前は知っていたのだが詳しくは知らなかった。なにげなく店頭の試聴機で聴いてみたところ「心に届く歌声」が気になり1枚手に取りレジへ向かってしまったのである。

わんわんわんはあまり歌詞の意味とかを気にせずに聴く。歌詞がもつ言葉としての意味はほぼ聞き流しているのである。それがある意味「中立的な音楽との付き合い方」と考え、その音楽が音として良いものなのかどうかを基準に聴くのである。

しかし本作の秦が歌う声の音色が言葉のないメッセージとしての聴く者を自然と詩の内容へ誘い込む。それと同時に詩の内容が自然と歌声とシンクロする。詩の内容と歌声が歩み寄ったり離れたりと、歌い手の気の向くままに、聞き手の気の向くままに世界観が揺れ動くのである。

本人伴奏のアコギ1本の弾き語りなので、秦基博の非常に丁寧な切ない歌声は自由自在。時に透き通った音、時には力強い音、様々な表情へと移ろいゆく。これが「心に届く歌声」なのである。ぜひ手元に置いておきたい1枚だ。

BEST OF GREEN MIND'09

■秦 基博の「なごり雪」
仕上り感が半端ない。


■秦 基博の「カブトムシ」
これも然り。オリジナルよりも切ない。
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太陽神 EW&F ~やっぱり自分は黒人ではないかと錯覚してしまう名盤

太陽神
EW&F


「耳が飢える」という状況がある。音楽好きなみなさんは一度ならずともこの「耳が飢える」状況になったことがあったはずである。「これが聴きたくてたまらない」という焦燥感に駆られる感覚だ。かつて聴いた音楽を耳が覚えており、それがひょっこりと記憶のハザマから顔をだすのである。

なぜだろう、なぜ本作を記事にすることとなったのか深層心理の世界の出来事なのではっきり分からない。正直巷でなられている音楽でアース・ウインド・アンド・ファイヤーズ(以下EW&F)のサウンドをまねたポップス、もといインスパイヤーされた音楽は腐るほどある。街を歩いているときにEW&Fオマージュサウンドが耳に飛び込んできたのかもしれない。

本作は数々のポップスに影響を与えたEW&Fの代表作。キーボードとエレキギターのカッティングから繰り出されるタイトなリズム。そして洗練されたハーモニー進行にのったタンギングの効いたパンチのある都会的なブラス。そして躍動感と上品さを兼ね備えたモーリス・ホワイトやフィリップ・ベイリーのファルセットを多用したボーカル、これらに対するバーダイン・ホワイトのめちゃくちゃエグくて生々しいベースワーク。

これらがいっぺんに束になって襲ってくるので、それはもう体が動いて仕方がない。ましてや「耳が飢える」状態でこれを聞くと危険なほどの快楽が襲ってくるのである。これぞ極上のエンターテイメント。クラシックを聴く機会が圧倒的に増えた自分にとってEW&Fサウンドは久しぶりの友人に会った気分になり、自分が黒人ではないかという錯覚に陥るほどの懐かしさである。


太陽神

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サヴァイヴァル・オブ・ザ・フィッテスト ザ・ヘッドハンターズ ~ディープなファンクの心

サヴァイヴァル・オブ・ザ・フィッテスト
ザ・ヘッドハンターズ

久しぶりの更新。シベリウスという楽譜作成のソフトを購入した。最近はめっきりこればっかさわっている。譜面を作成するソフトはフィナーレ派とシベリウス派にわかれるのだが、決め手になったのは試行錯誤しながらの編曲や楽譜作成作業がしやすいのがシベリウスだったからである。音を拾って口で歌って音を取り、それを入力してプレイバックして確認修正とかいう一連の作法が自分のスタイルのなのだが、これがシベリウスの操作感とぴったりくるのである。

流行りの映画音楽やアニメの楽曲などなど地元の吹奏楽団の編曲や音源作成、Youtubeから音をひろって譜面おこしやアレンジなどなどミュージシャンの真似事などをしている。さすがは大枚はたいて購入しただけあってロックやジャズからオーケストラまでなんでも作れるので大活躍している。

聴くところによるとハービー・ハンコックもシベリウスを使っているとのこと。同じシベリウスユーザーとしての勝手な親近感を抱いている。ちなみにソフトの起動音はシベリウスの交響曲第7番である。

前置きはさておき、本作はハービー・ハンコックのファンクユニット「ヘッドハンターズ」からハービーが抜けた「名わき役」たちによるヘッドハンターズ。なのでハービーは参加していない。しかしポール・ジャクソン(Eb)、マイク・クラーク(Dr)、ベニー・モウピン(Reeds)、ビル・サマーズ(Perc)、ワウワウ・ワトソン(Egt)の名前を見れば食指を伸ばさずにはいられないメンツだ。

ブリブリとうねるポール・ジャクソンのベースは相変わらずしびれる。そしてベースと対比的なかっちりとしたルーディメンタルなファンクドラムがベースとともにボトムをささえ、モウピンの多種多様な木管楽器と、ワウワウを使用したふわふわな緩く鋭いギターカッティングがエスニックなパーカッションにからむ。ジャジーなのだが根は超ファンク。鍵盤がいないことによる「平均律からの解放」がこれまたディープさに輪をかけているのである。

サヴァイヴァル・オブ・ザ・フィッテスト
【関連記事】
■ヘッド・ハンターズ ハービー・ハンコック ~ファンクの名盤
■笠井紀美子 with ハービー・ハンコック バタフライ ~ハービーファンク時代の隠れ名盤
■Thrust ハービー・ハンコック~あふれるアフロ汁。沸き立つアフロ汁。

AFTER MIDNIGHT 上田正樹 ~切ない色の大阪の海

AFTER MIDNIGHT
上田正樹


いつもブームは突然訪れる。ドビュッシーブームが一息ついた現在のマイブームは現代クラシックのピアニストであるニコライ・カプースチンと上田正樹である。本作はご存じ名曲「悲しい色やね〜OSAKA BAY BLUES」が収録されている1枚だ。発売は1987年。デジタルシンセの音、音尻の長いスネアドラムのバックビート、ラジカセ全盛期80年代特有の音作りが懐かしい。

本作の中ではなんといっても彼の大ヒット作「悲しい色やね〜OSAKA BAY BLUES」が抜群の仕上がりである。大阪弁と詩の内容、そしてスモーキなトーンの上田正樹の歌声と息遣い、全身全霊を傾け切なく歌い上げる。レイ・チャールズやオーティス・レディングが持つあの切なさと同系統で、これがまた人情の街大阪の街の夜景によく似合うのである。

この切なく歌い上げるということはテクニックだけではどうにもならない。ある程度まではテクニックでどうにかなるのだが、あざとさが鼻についてしまう。歌の端々からも切なさをにじみださせるには、やはり全身全霊を傾けて歌いこむしかないのである。徹底的に役作りをする役者魂に似たような世界だ。

ベースラインが気になって参加ミュージシャンを調べたところ、やはりあの人の名前「高水健司」の名前がある。この人が弾くベースラインはメロディックな仕掛けが満載でありながら歌やメロディーを殺さずに楽曲のボトムをしっかり支えているから聴けば必ずピンとくる。

曲目リスト
1. ストレート・ライフ
2. イエローページは閉じて
3. レフト・アローン
4. HELLO, I LOVE YOU
5. 夜はもう止まらない
6. 悲しい色やね
7. ベイビイ・レディ
8. ピュア・マインド
9. ラストダンスは僕に
10. バラードまでそばにいて
11. 我が心のジョージア


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バンプ・シティ タワー・オブ・パワー ~彼ら黄金期の主要なレパートリーが収められた重要盤

バンプ・シティ
タワー・オブ・パワー


ご存じオークランドファンクを代表するファンクバンドのタワーオブパワー。いわゆる「ブラスロック」「ブラスファンク」といったスタイルでは当時シカゴなど同様のバンドがあったのだが、キャッチーでメロウをモットーとした彼らと対比してタワーオブパワーはずば抜けてサウンドが黒い。伝説的なアルバムも数多く稀代の名曲「What is Hip?」を含む名盤「Tower of Power」やリズムと管楽器がトリッキーに融合する名曲「Oakland Stroke」を含む名盤「Back to Oakland」など代表作がある。

本作はそんな彼らの黄金時代である初期のサウンドを収めたセカンドアルバム。ややもすれば素人くさいアートワークの肉々しいジャケットが何とも印象的で、見た目はハズレ臭がただよっているのだが内容は実に充実している。本作は彼らを一躍スターダムへと押し上げたバラッドの名曲「You're Still A Young Man」(あのYMCAとは別モノ)が収録されていることが取りざたされるのだが、「Down To The Nightclub」や「You Got To Funkifize」彼らの黄金期を代表するレパートリーの中でも重要な楽曲がバランスよく詰まった名盤であるのも見逃せない。

分厚いブラスセクションの響きや丁寧なガルバルディのドラミングや絶妙な音価のロッコのベースの安定感はもちろんのことだが、なんといっても最初期のリードボーカルを担当するリック・スティーブンスが参加する貴重な1枚でもある。

バンプ・シティ

【関連記事】
■Back to Oakland タワー・オブ・パワー ~ベイエリアファンクの名盤
■Tower Of Power ~ベイエリアファンクの決定盤

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